Dr.鈴木のこだわり
2012年3月28日 水曜日
1,1(イチイチ)の話
こんにちは院長の鈴木です。
今日は審美治療に関係があるお話をしようと思いますが
その前に、歯科医院では歯を番号で呼ぶことをご存知でしょうか?
もしかしたら治療中に『右上の6番が...』といった言葉を
聞いたことがある方もいるんじゃないでしょうか?
歯の呼び方は様々ありますが
私たちが日ごろの診療で用いているのは下図のような呼び方です。

真ん中の前歯(1番)から後ろにいくにしたがって数字が大きくなります
右上の6番とは右上の第一大臼歯のことになりますね。
ちなみに8番は親知らずです。
このように簡略化して呼んでいるのですが
審美治療でもっとも重要になってくるのが上顎の左右1番なのです。
タイトルにもある『1、1』とはこの上顎左右1番1番のことを
さらに簡略化して呼んだものです。
上顎の前歯はその人の口元を印象づける大切な役割があります。
歯の形や色調はもちろんのこと
歯の傾き具合や表面の凹凸、隣の歯との位置関係、下の歯との重なり方
そして笑った時の唇のラインからの見え方など
さまざまな要因が関係してくるのです。
角張った大きな前歯は男性的に見えたり
丸みのある前歯は女性的に見えたりします。
また、気が強そうな性格に思えたり
繊細そうな性格に思えたり...。
その方の印象を決めてしまうことも有ります。


だから、我々が前歯の治療を行うときには
1人1人に合った色や形など細かいところまでこだわる必要があるのです。
セラミックの審美治療はもちろんのこと
治療途中の仮歯の形にもこだわっています。
【関連記事:仮歯へのこだわり】
また入れ歯の人工歯でも歯のバリエーションはたくさんあります。
金属床義歯やノンクラスプデンチャーなどの保険外の義歯は
人工歯も幅広く選べるので、その方の性別や年齢、顔貌などに合わせた
自然で綺麗に見える歯を選択することができるのです。
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年3月 8日 木曜日
プランニングセミナーのご報告
今日は先日参加した
『インプラントのプランニングセミナー』の
ご報告をしたいと思います。
まずプランニングセミナーについてお話ししましょう。
インプラントの治療計画を立てるときに重要になってくるのが
インプラントのポジショニングです。
つまり、どのようなインプラントをどういった位置に
どの角度で、どの深さまで埋入するのかといった
インプラントの埋入位置のシミュレーションです。

【関連記事:CT検査の3Dシミュレーション】
しかし、インプラントの埋入位置の設定は
歯科医師によって十人十色
当然、微妙な差が生じますし
歯科医師の考え方によっても異なります。
本来、インプラントのポジショニングというものは
歯科医師1人で決定するよりも
多数の歯科医師が客観的に検討するほうが
理想的な埋入位置が設定できると言えるでしょう。
今回参加したプランニングセミナーが
まさにそういったインプラントの症例検討会なのです。
日々インプラント治療をされている先生方が
インプラントのポジショニング設計を発表し
大勢の歯科医師で意見を交換しています。
私は毎月必ずプランニングセミナーに出席しています。
そして、難しい症例がある場合は
自分の治療計画案を発表し
多くの先生方の意見をいただくようにしているのです。

それでは、今回のプランニングセミナーのご報告をいたします。
今回のプランニングセミナーは普段より大きな会場であったのにも関わらず
多くの出席者でいっぱいになっていました。
職種も歯科医師ばかりでなく、歯科技工士や歯科関係者もいらっしゃっていたそうです。
今回、私が発表した症例は難しいサイナスリフトを予定している症例でした。
サイナスリフトとは上顎の奥歯にインプラントを埋入したいときに
骨の量が足りない場合の骨の造成手術のことです。
上顎の骨の裏側には上顎洞という副鼻腔(空洞)が広がっていますが
その空間を利用して骨の造成を図る難易度の高い手術法です。
今回は想定しているインプラントの先端部分に上顎洞の斜面が位置し
さらに、すぐ近くを動脈が通っているという難しい症例で
サイナスリフトを行うのと同時にインプラントの埋入も予定しています。
骨質、動脈の位置、当該部分の上顎洞の形を検討した結果
ピエゾサージェリーという骨を削るための最新の器械を使用し
バーティカルアプローチという手法でサイナスリフトを行うことにしました。
もちろん確実性を高めるためにサージカルガイドを使用します。

【ピエゾサージェリー】
やはりプランニングセミナーは他の先生からの
手術での注意点やアドバイスを頂くことができるので
たいへん有意義な時間でした。
みなさんには聞きなれない言葉ばかりで難しいかもしれませんが
インプラントの計画において大事なことは以下の2点だと思います。
・術前のCTデータ上での治療計画において
骨や歯肉の状態の変化や上に入れる補綴物の審美性などをしっかりと考慮すること
予想されるさまざまな可能性を検討しながら
練に練った治療計画が必要です。
・そして、そのシミュレーションを正確に手術に反映させるための
精度の高いガイデッドサージェリーを行うこと
今後、安全で正確なインプラント手術には
このガイド手術が必要不可欠になってくるでしょう。

『ガイデッドサージェリー(Guided Surgery)は
無切開無痛手術 ( フラップレス術式 )を安全に行うための手術法』
と捉えている先生方も多いようですが
そういった面だけでなく、より正確な埋入手術を行うための
ドリルガイド、埋入ガイドとしての使い方が
これからのより高度で精密な手術においては必要とされるのかもしれません。
過去1年間に当院で行われたインプラント手術のうち
76%の症例でガイデッドサージェリーが行われました。
【関連記事:安全で確実なインプラントのガイド手術】
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年2月22日 水曜日
仮歯へのこだわり
今日は歯の治療途中に使っていただく
仮歯についてお話したいと思います。
仮歯というと皆さんご承知の通り
歯を削ったりした場合に本物の修復物が入るまで
代わりに使っていただくプラスチックの歯のことです。
虫歯を削って、型取りをして本物の歯が入るまでの間
そのままでは汚れがついてしまいますよね。
また、ブリッジや被せものなどでは
歯の形が削って小さくなっているので
見栄えも良くないし、喋ったり食べたり出来ません。
そして前回お話をした審美治療にかかせない
『パピーラ』の形を整えるためにも
この仮歯がとても重要になってくるのです。
関連記事:【パピーラのお話】
だから『仮』とは言っても、仮歯はとても大事なものなのです。
当院ではこの仮歯にもこだわって治療を行うことで
その後の本物の歯も良好に使っていただけると考えています。
仮歯といっても材料や使い方が様々あります。
審美治療のセラミックマイスターコースで使っている仮歯は
型取りした歯の模型から仮歯の形を作り
24時間以上かけてお湯の中で固めて作製します。
歯の形態や長さ、歯茎のラインとの相性など
細部にまでこだわって仮歯を修正していきます。
細かい作業が必要になるため、時に顕微鏡も使うこともあります。
この写真はどの歯が仮歯かわかりますか?

実は前歯6本すべて仮歯なんです。
プラスチックなので透明感はありませんが
形態や色調は本物の歯のようですよね。
そのため患者さんには
『仮歯のままでいいよ』と言われることもしばしばあります(笑)
保険診療では材料や時間に制限があるため
ここまでのことはできませんが
自費診療の場合は仮歯にもとことんこだわって
患者さんにも満足していただいています。
もちろん仮歯の段階では思うように
咬むことができないので注意が必要です。
プラスチックのオモチャの包丁が切れないように
仮歯では噛み切ることは難しいです。
また、硬いもの、粘着性のある食べ物を食べると
割れたり外れたりすることもあります。
ただ、仮歯の材料は足すことも、削ることもできるため
形態の修正が簡単にできます。
患者さんに実際に使っていただきながら
ご希望を聞いて形態の微調整をしていくのです。
『もう少し歯を短くしたい』
『舌のさわり心地がきになる』など
ご希望を言ってくださる方も沢山いらっしゃいます。
そうして患者さんの希望に沿った形に仮歯を調整し
それを本物の歯に反映させて作製していきます。
納得いく歯が入った時の患者さんのお顔はとても嬉しそうで
それは治療に携わった者として最高の瞬間です。
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年2月16日 木曜日
パピーラの話
本日は『パピーラ』のお話をしたいと思います。
パピーラとは何のことでしょうか?
ほとんどの方が耳にしたことのない言葉だと思いますが
実はこのパピーラ、審美治療を行うときに
とっても大事なものなのです。
パピーラとは日本語で歯間乳頭(しかんにゅうとう)の事です。
歯間乳頭といっても、やはり聞きなれない言葉ですよね。
歯間乳頭とは、歯と歯の間(隣接面)の歯肉(歯茎)のことです。

写真の丸で囲った部分
歯と歯の隙間を埋めるように三角形の歯茎が入り込んでいますよね。
これが我々がパピーラ(歯間乳頭)と呼んでいるものなのです。
写真のパピーラは鋭い三角形で
歯と歯の間をきれいに埋めていて
とても健康で理想的な形をしています。
もし、このパピーラがなくなってしまったら
前歯の見た目はどうなってしまうでしょうか?

パピーラが失われてしまうと、歯と歯の間に黒い三角形の隙間
ブラックトライアングルができてしまい
歯の形態も美しく見えなくなってしまいます。
パピーラとは歯を健康的に美しく見せるためには
とても大事なものだということがお分かりいただけると思います。
そこで当院ではセラミック治療などを行う場合に
このパピーラをきれいに再生させることにもこだわっているんです。
最終的な型取りをする前に仮歯の形態修正に時間をかけることで
このパピーラの形を整えたり
場合によっては歯肉の手術を行って
失われたパピーラを再建することもあります。
インプラント治療においても同様で
歯を失った部分の骨や歯茎は退縮していくものですが
骨や歯茎のボリュームを増す手術なども行いながら
パピーラを作り上げていきます。
このように当院での審美治療は
単純にセラミックの被せものをお作りするだけではなく
その周りの歯茎にも配慮したトータルでの美しさを目指しています。
そのため治療の回数や時間が長くなることもありますが
手間暇をかけた分、きっと患者さんには満足していただけると思います。
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年2月 9日 木曜日
ガイデッドサージェリーによるインプラントの埋入
前回はインプラントの術前検査である
CTデータを使った3Dシシミュレーションについてお話しました。
今回はそのインプラントシミュレーションを
実際の手術に反映させるガイデッドサージェリーについてご紹介します。
インプラントの埋入位置のシミュレーションは
CTデータの3Dシュミレーションをもとに
血管や神経の走行、骨の厚みや骨の質
相対する歯との噛み合わせなどの
細かい条件を考慮して決められています。
その精密に決められたインプラントの埋入手術を
口腔内という狭い中でいかに正確に、そして安全に行なうか。
そこで サージカルテンプレートという
手術用のガイドを用いたインプラントの埋入手術法
ガイデッドサージェリーが有効になってくるのです。

サージカルテンプレートとは特殊な樹脂でできた
マウスピースのような装置です。
この装置を口腔内に入れた状態で
インプラントの埋入手術を行います。
サージカルテンプレートは3Dシミュレーションの
データを解析して作られており
インプラントを埋入したい方向に沿って
円柱状に穴があけられています。
そのため、術者はその穴に沿ってインプラントを埋入していくことで
シミュレーション通りにインプラント手術を行うことが出来るのです。

この手術方法はほとんど切開する必要がなく
フラップレス手術(無切開手術)にも使われています。
一般外科の内視鏡手術の様なもので
患者さんの体の負担が少ない手術といえるでしょう。
出血、痛みも、腫れも非常に少なくすることができるため
患者さんには安心して治療を受けていただけます。
体への負担が少ないうえに
安全かつ正確なインプラント手術が可能になるため
ガイデッドサージェリーを希望される患者さんは
非常に多くいらっしゃいます。
前年度、当院で行なったインプラント手術の
66%がガイデッドサージェリー(ガイド手術)で行われました。
これは都内でもかなり多い件数で
ノーベルバイオケア社のガイデッドサージェリークラブにも登録されています。
インプラントの手術というと、患者さんのほとんどが
痛みのことや、出血についてなどの術後の経過を心配されているようです。
それらを考えた時、ガイデッドサージェリーは
患者さんのニーズに合った手術法だと言えます。
また、他院では断わられたような難しいインプラント治療も
ガイデッドサージェリーのおかげで安全かつ容易に行えるようになりました。
当院のインプラントチームはこのガイデッドサージェリーの
精度をさらに高めていきたいと思います。
そしてインプラント治療の完成形が
より審美的で機能的なものになるようこだわり続けていきます。
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年2月 3日 金曜日
CTデータの3Dシュミレーション
今日はインプラント治療に必須なCT検査についてお話します。
最近、いろいろと聞かれることの多いインプラントですが
特に手術についてよく聞かれます。
インプラントの手術では骨の中の神経の走行や
血管の位置、お口の周りの筋肉の位置など
注意していかなければならないことが多岐に渡ります。
そのため、治療を受ける患者さんも
手術に関して心配になるのだと思いますが
当院では術前にCT検査を必ず行うことで
安心して安全な手術を受けていただいています。
CT画像というと、よく医療のドラマで見られるような
断層撮影された何カットもの画像が
一枚のフィルムに収められたような
大きなレントゲン写真をイメージされると思います。

しかし、このCT画像では歯科の治療には向いていないのです。
何故なら、インプラントには噛み合わせになる相手の歯があり
その位置を考えた方向にインプラントが向かなければなりません
そして、埋入する骨の形、厚み、血管、神経の位置のよっても
方向や深さを考えて入れなければならないからです。
そのため、あらかじめCTの断層面の方向が決められている写真では
角度をつけた時の正確な長さの測定や周りの状況の把握しづらいのです。
そこで大事なのがCTデータの3D化なのです。
3次元的にCTデータを分析して
その上でのシュミレーションすることが必要となります。
このシュミレーションでは、実際には見ることの出来ない脳の側からの画像や
上顎の頬骨の中を横に通っている血管、骨の質までも見ることが出来るようになります。

今では、このデータを見ることで
安全で 痛みの少ない手術ができるようになりました。
また予後が予測できる事で
治癒期間も短くする事ができるようになりました。
当医院では、インプラント治療をする場合は
100%すべての患者さんにCT検査を行い
その画像をお見せしながら説明をしています。
3D画像をお見せすると患者さんも理解しやすく
熱心にご質問される方も多くいらっしゃいます。
次回はCTデータを活用した
ガイデッドサージェリーについてもお話したいと思います。
鈴木 久史
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年2月 1日 水曜日
インプラント学会出席のお知らせ
OJ (Osseointegration study club of Japan)
2012年ミッドウインターミーティング

インプラントの勉強グループは全国に様々ありますが
それらが一同に会して、最新のインプラント治療に関する
情報交流をするのが今回の学会です。
年に2回、日本各地で行われますが
今冬は東京で開催されるため
当院からは鈴木、吉田の2名が出席してきます。
インプラント治療の最前線を学んで
鈴木歯科での診療にも活かしていけたらと思います。
また、学会の内容をご報告いたしますのでご期待ください!


投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年1月31日 火曜日
クリニカルコーディネーターについて
みなさんは歯科治療に通っているときに
こんなふうに感じたことはないでしょうか?
『治療内容や治療計画についてもっと詳しく知りたいけれど
先生が忙しそうで聞くことができなかった』
『保険診療や自由診療の相談をしたいけれど
恥ずかしくて聞くことができなかった』
『治療の要望を伝えたかったけれど
先生が怖くて直接言うことができなかった』
このように歯科医院は慌ただしいイメージもあり
また、歯科医師もマスクをしていてるため
患者さんからすると相談しづらいことがあるかもしれません
そこで、鈴木歯科医院ではクリニカルコーディネーターシステムを導入しています。
クリニカルコーディネーターとは患者様と歯科医院の関係を
良好に保つために橋渡しをするコミュニケーションの専門家です。
当院では初診時に必ずクリニカルコーディネーターが立ち合い
治療に対するご要望や不安、相談したいことを伺うようにしています。

そして、その内容をクリニカルコーディネーターが歯科医師に伝えることで
治療を安心してスタートしていただけるのです。
また、治療の途中で相談したいことがあるときなども
クリニカルコーディネーターが常に在籍しておりますので
いつでもお声かけください♪

投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL
2012年1月26日 木曜日
鈴木歯科医院のコンセプト
中央区築地にある鈴木歯科医院では
患者さんとのコミュニケーションを第一に考え
スタッフ一同明るい笑顔と親切、丁寧な対応を
心がけて日々の診療を行っています。
院内にはクリニカルコーディネーターという
患者さんと歯科医師を橋渡しする
コミュニケーションの専門スタッフがおり
患者さんをサポートいたします。
また、鈴木歯科医院では最新かつ最善の治療を
患者さんに提供できるよう日夜、研鑽を積み
積極的に最新の医療を取り入れています。
精密で確実な治療を行うため、歯を拡大して見ることができる
マイクロスコープ(顕微鏡)やルーペ(拡大鏡)
インプラントを安全かつ確実に行うためのCT検査やガイドオペ
審美歯科では一流の技工士が実際に患者さんと対面しながら
その場でセラミックを焼き上げるという治療も行っています
常に患者さんのスマイルのために進化し続ける鈴木歯科医院
詳しい治療内容をブログでご紹介していきますのでご期待ください♪
投稿者 医療法人社団晃嶺会鈴木歯科医院 | 記事URL













